東京から気軽に旅行するなら、熱海がおすすめです。温泉や旅館はもちろん、古くから観光地として栄えた場所だけあって、レトロで雰囲気のいい町並みが広がります。
今日は、熱海を歩いて観光するなら、訪れるべき3つの観光名所をご紹介します。
熱海旅行を計画している方は、よかったら参考にしてみてくださいね☆
目次
私たちが歩いたのは、(A)熱海駅→(B)大湯間歇泉→(C)熱海サンビーチ→(D)起雲閣のルートです。
熱海駅から起雲閣までの距離は、約1.5㎞。徒歩で歩いて20分くらいの距離です。
熱海の町を散策しながらゆったり楽しむにはちょうどよいかんじ。
熱海駅を降りると、そこは明治から昭和にタイムスリップしたような、レトロな雰囲気が漂います。
駅からの徒歩圏内に、立ち寄りたい場所もいろいろありましたよ。商店街があったり、お土産屋さんもちょこちょこあったりします。
食べ歩きするのもいいですね。
町の至る所に温泉があり、水飲み場ならぬ「お湯飲み場」もありました。
このお湯が飲めます。
冬の土日に訪れましたが、人もあまりいなかったので、かなりのんびり過ごせました。
賑やかで活気の溢れた場所が好きな人にはちょっと物足りないかもしれませんが、こういう落ち着いた場所が好きな人には、リフレッシュできるはず!
まずは、B地点「大湯間歇泉」という場所を目指して歩きます。
間歇泉とは、一定の時間をおいて、周期的に熱湯や水蒸気を吹き出す場所のこと。温泉が湧いて噴き出してるところを見ることができます。
到着してから、少し待っていると、湯気がたちこめて…、
お湯が噴き出しました。
昔は地面が揺れるほど激しく噴き出していたのだとか。
実はこの間歇泉は人口のもの。関東大震災以来衰えてしまい、今は当時の姿を甦らせているんだそうです。
現在は5分毎に3分間、お湯が吹き出ます。
人口とはいえ、昔の様子が思い起こせる熱海ならではの観光スポットです。
隣には、日本初の電話ボックスも展示されています。
レトロですね。もはや最近では、電話ボックス自体をなかなか見なくなりましたもんね。
熱海に来たなら、ぜひ熱海の海にも行きたいですよね。大湯間歇泉から、C地点の熱海サンビーチへ歩きます。
近付くと、何やら鳥?のモニュメントが見えてきます。
こちらは恋人たちが愛を誓い合う場所だそうですよ。恋人の聖地として認定されている「ムーンテラス」にあります。
私たちは特に何も誓い合いませんでしたが、よかったら誓い合ってみてもいいかもしれません。これは夫婦というよりは、若いカップル向けかな。
ヨーロッパ風のデッキには、たくさんのカモメが集まっていました。
人が近づいてもあまり逃げないので、結構至近距離で写真が撮れました。
ビーチはきれいに整備されてあって、ベンチやテラスがたくさんあるので、お弁当を買って食べるのもおすすめですよ。
サンビーチでのんびり過ごしたら、D地点「起雲閣(きうんかく)」を目指します。
歴史を感じる文化遺産。
起雲閣は、多くの文豪たちが泊まった部屋や、素晴らしい日本庭園が広がる建造物です。
2014年春に放送された、NHK朝ドラ「花子とアン」のロケ地にもなった場所です。作中に登場する石炭王、嘉納伝助のお屋敷として使われました。
サンルームは、一面の窓と天井のステンドグラスがとっても綺麗。
たくさんの太陽の光を取り入れる工夫をするため、天井や屋根にもガラスが使用されています。
ステンドグラスは、国産初のステンドグラスを作った宇野澤辰雄氏の作品です。
全体的に西洋風の造りかと思えば、ところどころの木造部分や、大きな柱などは、日本建築のような特徴もあって、面白い。
不思議な雰囲気を醸し出しています。
起雲閣は、大正~昭和にかけて、熱海を代表する宿として親しまれました。
特に、山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、舟橋聖一、武田泰淳などの日本を代表する文豪たちも愛した場所なんだとか。
実際に、彼らが宿泊したお部屋の中に入ることができます。
広くて、何より窓から見える庭園が美しい!お部屋の窓辺に座って、執筆活動をしている文豪たちの姿が思い浮かぶようです。
こちらは、当時使われていたお風呂。
ローマ風の湯船が「テルマエロマエ」を彷彿とさせるモダンな建築です。
庭園が広いので、外を散歩するのも楽しいです。
庭園にある池や、木々を眺めながらゆっくりと散歩できますよ。外から見た建物の様子もまた、違った趣があって素敵です。
また、玄関脇には喫茶室「やすらぎ」もあります。
旅館時代のバースペースをそのままに、素敵な空間の中で美味しいコーヒーをいただける喫茶店です。行きたかったのですが、我々空腹だったため、海鮮丼が食べたくて、入らずに出ちゃいました。
でもこの喫茶室は、多分おすすめ!お腹空いてなかったら絶対行ってたのになあ…。
熱海は、間歇泉で温泉を感じ、海でのんびりして、歴史を感じることもできた素敵な町でした。
温泉、景観、歴史のいいとこどりで歩くなら、この3か所を訪れてみてはいかがでしょうか。見所いっぱいの景色に出会うことができますよ。